【Evernote】バックアップサービスとしての『安心感』【10本ノックその8】 | 旅するBusidea

前回、ノートは、『思い出』と『お役立ち』の間をいったりきたりするから、役に立つとか立たないとかで、情報を保存するかどうか悩まないほうがええでーという話をしました。

今回は、Evernoteに保存されるあらゆる情報は、常に相反する二つの属性を持ちつつも、ひとつのベネフィットに貫かれている、というおはなしです。

それが、タイトルにもなっている『安心感』。つまり、Evernoteに放り込んだすべての情報は、まず失われることがないという機能です。

PC上のデータバックアップを劇的に楽にした、というのは、Evernoteの素晴らしさのひとつとして取り上げて不足ないでしょう。Evernote以前にも、もちろんクラウド上にデータを上げてバックアップするという手法を取ることはできました。ただネットワークやPCについて、多少なりとも情報を持っていなければ使えない手法が多かったものです。(サーバを借りて、FTPアップロードでバックアップとか)

さらに言えば、クラウドのサービスが広がる前からHDDへのデータ同期などソフトウェアやサービスの提供はあったものの、初期設定や初期費用を鑑みてEvernoteほど手軽なものというのはほとんどなかったように思われます。

つまり、クラウド以前は、今よりずっとバックアップを怠りやすい環境にあり、それゆえに多くの人が突然のHDD故障などでPCに保存していたデータをとりこぼすという体験をより多くしてきたのではないでしょうか。

『データのバックアップは大切だ大切だ』といわれながら面倒だったものを、クライアントにドラッグアンドドロップするだけで、クラウド上にデータをバックアップしてくれる(しかも月間の転送制限があるだけで、データ総量は問われない)、という手軽さで実現してくれたのが、Evernoteの素晴らしいところです。

そして、この