インプットか、それともアウトプットか - Chikirinの日記

出口社長はそのご自身のスタイルを、「少しずつ少しずつ薄皮のようにインプットを積み重ねていく。長年にわたる大量のインプットの蓄積から、じわーと洞察(思考の結果)を出していく」と表現されました。

何十年にもわたり複数の新聞を熟読、大量の書籍を読み、たくさんの場所を訪れ、たくさんの人と話し、とにかくインプットを積み重ねる。それを続けていれば、いつかは「ユニークな思考の結果である洞察」が滲み出てくる。だからアウトプットを焦らず、インプットに励め、ってことだと思います。

一方の私は、新刊『自分のアタマで考えよう』の終章にまとめているように、自分が出したいと考える「価値あるアウトプット」を具体的に想定し、そのアウトプットに必要な情報を能動的に探しに行くのが「あるべきインプット方法」だと考えています。

で、この意見の違いがどこから来ているのかといえば、つまりは次の3つですね、という話になりました。

理由(1) 学んできた時代が違う

理由(2) 学んできた立場が違う

理由(3) 学んできた場所が違う